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喀痰吸引とは

こんばんは!

元ダンサーTayu(たゆ)です。

 

今回も喀痰吸引について。ずばり喀痰吸引とは!?

 

まずは痰について…呼吸器官の内部の表面は分泌物によって常に湿った状態になっており、この分泌物によって吸い込んだ空気中に含まれるちりや微生物・異物を捉えて気管や肺の奥深くに入らないようにする働きをしています。その地理や異物を捉えた余剰な分泌物を痰といいます。通常の痰の性状は無色透明またはやや白色に濁っていて、強い匂いはありません。

 

いつもと違う、痰の性状の変化はこちら

痰の観察項目 性状の変化 推測される状態
白色の濁りが強くなる  何らかの感染がある
黄色っぽくなる
緑色っぽくなる
うっすら赤くなる 口・鼻・喉・気管などに傷がある
赤い点々が混ざっている
鮮やかな赤色が混ざっている 口・鼻・喉・気管などから出血している
黒ずんだ赤色が混ざっている 口・鼻・喉・気管などから以前に出血している
粘性(粘り気) サラサラしている 透明色で量が増える場合:急性の気道の炎症など
鮮やかな赤色:緊急対処を行う出血がある
粘り気がある 体内の水分が不足して乾燥している
色の変化(黄色・緑色)を伴う場合は何らかの感染がある
 
におい 腐敗臭 何らかの感染がある
甘酸っぱい匂い

痰の量が増えたり、粘性が増したりして気道や喉、口・鼻に停滞している状態は痰の貯留を示しています。空気の通り道に痰が貯留すると、通り道が狭くなり、呼吸に合わせて音が聞こえることがあります。

(例:口の中や喉でゴロゴロ、鼻の奥の方でズルズル、もっと奥でゼロゼロなど)

 

また、痰が貯留することによって空気の通り道を塞いでしまっている状態を気道閉塞といい、痰の貯留などによって体の中の酸素が不足してしまう状態を低酸素状態といいます。

 

喀痰吸引とは、自力で痰を出すことが難しい場合に、器具を使って痰を吸い出すことを言います。

 

 

喀痰吸引は医行為であり、実施する場合には必ず医師の指示書が必要です。

 

 

喀痰吸引は吸引チューブを鼻や口から挿入するため、使用する器具や実施する人の清潔を保持しておくことが大切です。また、静かに挿入するとともに個々の利用者によって決められた吸引チューブの挿入の深さや痰を吸い取る圧(吸引圧)を守ることが必要です。

 

そして、吸引前後の利用者の状態を十分観察すること、チューブの挿入時間を確実に守ることも非常に大切です。

 

喀痰吸引が必要な状態は、

・痰が増加している状態

・咳をするための喉の奥の反射や咳の力が弱くなり、痰を排出しにくい状態

・痰が固くなり、排出しにくい状態

です。

 

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