こんばんは!
元ダンサーTayu(たゆ)です。
喀痰吸引も一段落し、今回は経管栄養につながる栄養摂取法についてまとめてみます。
代償的な栄養摂取法は、機能障害、狭窄や炎症などで口から食べることが困難、あるいは不可能な場合に、必要な栄養や水分を取り入れるために実施されます。経管栄養法は管を用いた栄養法で、経鼻経管栄養、胃ろう経管栄養、腸(十二指腸、空腸)ろう経管栄養、および間歇的口腔食道経管栄養などがあります。
ろうの増設部位は障害の場所や状態によって決まります。口から少しでも食べることが可能なら経口と経管を併用することがあります。
経鼻経管栄養
鼻から細い管を今で挿入し、流動床区や水分を流入する方法です。本人は違和感を生じますが、外科的手術を必要とせず、挿入・抜去を簡便に行うことができます。一時的に利用されることが多い方法と言えます。
間歇的口腔食道経管栄養
チューブを栄養補給時にだけ経口的に挿入し、チューブの先端を食道に留置する方法です。チューブの挿入により間接的な嚥下訓練の効果を現す可能性があります。
胃ろう経管栄養
腹部に小さな穴を開けて、直接胃に栄養を入れる方法です。局所麻酔による内視鏡下で造設を行います。基本的に本人の苦痛や介護する人の負担が少なく、天然の流動物を流入した場合でも自然な消化を促すことができます。
胃ろう経管栄養の利点は少量でバランスの取れた高カロリー脳栄養がえられ、消化吸収がよく、副作用が少ないことがあげられます。
腸ろう経管栄養
食道や胃などを全摘出した術後の栄養路として造設されることが多いものです。管理は容易ですが、チューブの屈曲などが生じやすいといえます。
その他、抹消点滴、中心静脈栄養法など、駐車による栄養・水分補給もあります。
2012年の社会福祉士および介護福祉士法の改正により、介護福祉士などの介護職も一定の条件にもとで胃ろうまたは腸郎による経管栄養の一部を実施することが可能になりました。(実施時は関係法令などを遵守しなくてはなりません)
なお、経管栄養実施の際は高齢者の日常生活に必要なケア(義歯の取り扱いなど)、口腔ケア、胃ろう挿入部のケア、環境整備(気温・湿度)、胃・食道逆流症などの合併症、胃ろうまたは腸ろうの閉塞・抜去・誤接続、感染症対策・消毒(消毒薬の副作用の理解を含む)といった内容を理解した上で、実施することが必要です。
まだまだ実習もこれからですので、集中して取り組んでいきます!
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