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消化・吸収とよくある消化器の症状

こんばんは!

元ダンサーTayu(たゆ)です。

 

 消化とは消化酵素によって食物を分解し、栄養素の水溶液を作る作業です。そして吸収は主に小腸や大腸で行われ、組織を作ったりエネルギーとして利用されます。その2つについて見られる消化器の症状をまとめました。

 

げっぷ

飲食などで飲み込まれた空気や胃内で発生したガスは胃底部にたまり、一定量を超えたり満腹等によって胃の圧力が高まると噴門を開きそれらを排出します=胃の中のガスが食道を逆流して口から吐き出されることです。

胃内にガスが貯留した状態で体位を変えたりするとげっぷとともに胃内容物の逆流(嘔吐)が起こることがあります。

 

しゃっくり

横隔膜の痙攣によって起こる症状で、経管栄養注入の刺激で起こることもあります。

 

胸焼け

脂肪や炭水化物を多量に摂取したときや胃酸が食道に逆流して起こり、食道炎を伴うこともあります。経管栄養を実施している際は、栄養剤の流動性が高いため逆流しやすくなります。

 

嘔気・嘔吐

 仰臥位のまま注入するなど逆流しやすい状態で実施した場合や、注入する栄養剤の温度によって刺激があった場合、注入速度が早くそれが刺激となる場合、量が多すぎて逆流する場合など。

経管栄養時に嘔気・嘔吐があった場合は直ちに注入を中止し誤嚥の防止に努め看護職に速やかに連絡する必要があります。

 

 下痢

排便回数が多くなっても、液状でなければ下痢とは言いません。また、1回のみであっても、液状であれば下痢です。

・注入速度による下痢

・経管栄養の濃度による下痢

・不潔な経管栄養の操作による下痢

・注入する経管栄養の低温による下痢

などがあります。

 

便秘

便秘による症状で多く見られるのはガスによる腹痛や張りです。ガスの貯留による腹部の張りは食欲の低下を招きます。また、犯罪の姿勢をとったときは特に横隔膜を圧迫するため呼吸の困難感として現れる場合があります。

 

経管栄養の注入時もしっかり利用者を観察し、些細な状態の変化も見逃さないようにしなければならないですね。

 

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